摩訶不思議アドベンチャーな旅! 北インドのおすすめ都市5選
pixabay
前回、南インドのおすすめの町5選を紹介したので、今回は北インド編です。
ただし、北インドは治安があまり良くないので、なるべく女性でも安心して旅行ができる場所をピックアップしてみたいと思います。
おすすめの町5選
リシュケシュ
photo by isabelle kirsch
ガンジス川の上流に位置する町で、60年代にビートルズが滞在した町として有名なところです。「アシュラム」と呼ばれるヨガの道場がいくつもあることから、ヨガ修行の聖地になっています。
またヒンドゥー教の聖地でもあるのでレストランにはベジタリアンメニューしかありませんし、アルコール類も一切出していません。
しかし料理の種類も豊富で、クオリティも高い!
ガンジス川も源流に近いので透明度が高く、また緑も多いので心も体もデトックスできるのではないでしょうか?
ジャイサルメール
photo by molesworth Ⅱ
砂漠の中にある町で、「ゴールデンシティ」の愛称で呼ばれる城壁に囲まれた城塞都市です。
インドには「ピンクシティ」や「ブルーシティ」と呼ばれる町もあるのですが、ゴミや牛糞も落ちていたりしてだいぶブラウンな印象…
ここは比較的キレイでイメージ通りの街並みです。
城壁に囲まれた町の中は、中世の面影を残していてどこを切り取っても画になるようなフォトジェニックな街並みが広がっています。
またキャメルサファリに参加すれば砂漠でキャンプして、夜は満点の星空を眺めることも出来ます!
バラナシ
photo by antonio segal
治安のいい場所を紹介するという今回の趣旨からは外れてしまうので迷いましたが、ここだけは押さえておきたいので載せました。
ガンジス川沿いに位置するヒンドゥー教の聖地で、日本のアニメやドラマで登場するインドのほとんどがここです。まさにインドの中のインド!
ガンジス川沿いには火葬場があり、そこで遺体を焼いてガンジス川に流している光景を見ることができます。そして同じ川をトイレ代わりに使ってる人たちがいる一方、同じ水で沐浴したり、歯を磨いたり、しまいには料理をする人たちもいてまさにカオス!
※あまり治安は良くないので、この町にバスや列車で夜に到着するのは避けましょう
プリー
photo by asim chaudhari
ヒンドゥー教の聖地のひとつジャンガンート寺院があるオリッサ州の漁村で、素朴な町並みや、居心地の良さに沈没する人が続出するスポットです。
漁村だけあって、シーフードが安く食べられるのもここの魅力のひとつです。
この町にある有名な日本人宿では、お刺身まで食べられるそうです。
個人的には、この町で食べたエビカレーがインドで食べたどの料理の中でも一番おいしかったです!
また、プリー近郊にはコナーラクという小さな町があり、そこには世界遺産に登録されているスーリヤ寺院があります。
それほど離れていないので、レンタルバイクで行ってみるのも面白いかもしれません。
ダージリン
photo by turismoengalicia
ヒマラヤの麓に位置し、世界的な紅茶の産地として有名なところです。
世界遺産のダージリン・ヒマラヤ鉄道の終着点でもあり、「トイトレイン」に乗ってここまで来ると、今までのインドの暑さがウソの様な気温の低さに驚きます。
住民の大半がチベット人なので、煩わしいぼったくりもありません。またレストランもチベット料理が中心で、トゥクパ(うどん)やモモ(餃子)などが食べられます。インド料理に疲れた胃にはありがたいです。
町の雰囲気自体はインドというよりネパールに近い感じで、インド人のしつこさに疲れたら、ここに行ってみてください!
まとめ
北インドは治安の悪さから、あまり初心者や女性のひとり旅にはおすすめできません。
しかし、実際に行ってみると女性バックパッカーの多さに驚きます。北インドも全てが危険な場所ではなく、安心して旅行ができるところも結構あります。
なので今回は、なるべく安全でかつ魅力的な町を紹介しました。
ただし嫌な思いをしたり、騙されたりするのは避けられないのもまた事実です。
女性のひとり旅でも安心 ~南インドの魅力とおすすめ都市5選~
インド料理や混沌とした雰囲気に興味を持って、インドに旅行に行きたい女性も多いのではないでしょうか?
しかしインドは女性にとって、とても安全な国とは言えないのも事実です。
そこで紹介したいのが南インドです!
北インドに比べると、治安や衛生面で遥かに安全です。
南インドの違い
①料理
南インド料理は北インド料理に比べて、油を使ったメニューが少ないのでさっぱりしています。
菜食主義者も多いので、ベジタリアンメニューが多く、ヘルシーです。
おすすめは、ミールスと呼ばれるバナナの葉の上に数種類のカレーやおかずとライスが盛られた定食です。
ライスはお替り自由で、値段も驚くほど安いです。
観光客向けのレストランでは、フルーツまで盛られたおしゃれなものも。
もうひとつのおすすめが、インド版のクレープにジャガイモをはさんだ、マサラドーサです。
これは南インドでは一般的に食べられているスナックで、朝食に食べるにはもってこいです。
②治安の良さ
ここ数年、インドで日本人女性が暴行されるという事件が立て続けに報道されたので、
インドに対してネガティブなイメージを持っている人も多いかもしれません。
しかし、そのほとんどが北インドで起きており、南インドで旅行者が凶悪事件に巻き込まれることは稀です。
また、インドで悪名高いニセの旅行会社や詐欺師も南インドでは、ほとんど見かけません。
南インドでは人が穏やかで、北インドとは別の国だと思えるほどです。
③街がキレイ
都市部ではまだまだゴミや排泄物が散乱しているものの、
ほとんどの街では、道路が整備され、ゴミもきれいに片づけられていて、街歩きしやすいです。
少なくとも、北インドのトラウマになりそうな地獄のような汚さはありません!
おすすめの都市5選
①ハンピ
photo by vinoth chandar
ユネスコの世界遺産に登録された遺跡群があるカルナータカ州の小さな村。
遺跡群のまわりには奇岩がゴロゴロしているのも特徴的でロッククライミング目的で来る欧米人もいるほど。
また、ライスフィールドも広がっていて自然の宝庫のようなところです。
そしてヒッピーが集まるところでもあり、夜になるとレストランでは旅行者によるライブ演奏があり、マリファナの香りがどこからともなく漂ってくることも。
ゴアには全くなじめなかった僕ですが、ここの雰囲気は落ち着きます。
インドの中で僕の一番のおすすめのスポットです!
②ニルギリ登山鉄道
photo by naveen k s
山岳鉄道としては、ダージリン・ヒマラヤ鉄道とともに世界遺産に登録されている登山鉄道。
メットゥパラヤムからウーティまでの46kmを結ぶ鉄道で、とにかくスピードが遅くて、激安です。
2006年時点で片道12ルピー!(今もそんなに値段は上がってないはず)
茶畑や、岩山の間を走り抜けるのですが、目前に迫る岩肌はビッグサンダーマウンテンを彷彿とさせます。
リアルディズニーランドを体験したい方は是非、足を運んでみてください。
ちなみに終点のウーティは避暑地として知られていて、夜はすごく冷えるので上着を忘れずに。
③コーチン
photo by prateekb
南インドの重要な港町で、かつてはポルトガルやオランダ、イギリスの植民地だった場所でもあります。
特にフォートコーチン地区は、ユダヤ教のシナゴーグや教会が建っていて、ヨーロッパの風情を色濃く残しています。
道にはストリートアートが描かれていたり、おしゃれなカフェやレストランがあったりとインドのどの町とも違う雰囲気が漂ってます。
ここは漁業も盛んで、チャイニーズフィッシングネットという置き網漁を見ることが出来、そのそばでは、獲れたばかりの魚が売られています。
自分の好きな魚を買って、近くのレストランに持っていけば調理してくれます。
また、伝統舞踊のカタカリダンスやアーユルヴェーダマッサージも有名です。
④カニャークマリ
photo by balaji b
インド最南端の都市で、ヒンドゥー教の聖地として有名で、巡礼者が多く訪れます。
ヒンドゥー教の宗教改革者ヴィヴェーカーナンダの像が建っていて、その背後から日が昇る光景は神秘的です。
やっぱり神は、いるのかもしれないと実感できる場所です。
全然関係ない話ですけど、個人的にはインドで初めて人に奢ってもらった場所として鮮明に記憶に残っています。
そして今まで、世界各国を旅してきたなかで最安値の宿があったのもここです。
ドミトリーで50ルピー!(たぶん今はないけど…)
これも神のおかげかな?
⑤ポンディシェリ
photo by anuradha sengupta
1954年までフランスの植民地であり、フランス語を話すインド人がいたり、フランス人が住んでいたりと未だにフランスの影響を強く受けている町です。
海沿いのプロムナードはキレイに整備されていて、それに沿ってフレンチのレストランやカフェがあり、おしゃれな雰囲気。
驚くことにここではビーフステーキが食べられ、値段もリーズナブルです。
ポンディシェリ郊外には、オーロヴィルと呼ばれる共同体があり、いろいろな国籍の人が共同生活を送っています。
『民族・国籍・思想信条』を乗り越えて調和する理想郷が目指されています。
まとめ
南インドは北インドに比べ、カオスな光景や不思議ちゃん達は少なく、イメージの中のインドとは少し違うかもしれません。
しかしインド初心者や女性の旅行者にとっては、安心して旅が楽しめる場所だと思います。
また北インドに行ったことのある人でも、南インドに行かないのはもったいない!
それではよい旅を!
おすすめの旅行記・エッセイ 〈後編〉
バンコクに惑う / 下川裕治
インド帰りの若者は、やわらかな人当たりに
とろけ、日本からのツアー客はゆるやかに流
れる人々の暮らしに魅了される。そしてアリ
地獄にはまる。
深く足を踏み入れると脱け出せなくなるよう
な街・バンコクの魅力をいちばんよく知る著
者が、この国のこの街に憑かれた人々をやさ
しく描くヒューマン・トラベル・エッセイ。
バンコクという街は衛生的にもキレイではないし、渋滞や騒音も酷く、
決して住みやすい街ではないのだが、
バンコクの人々の持つひとなつっこさや寛容さが魅力的に映り、
ここに住み着いてしまう人が後を絶たない。
しかし、人々は、初対面では人当たりの良かったタイ人の微笑みの
裏側にあるものにだんだん気づきはじめる。
やっぱりバンコクには魔物が棲んでいて人々の人生を簡単に狂わせてしまう
ような気がする…
個人的に一番好きな旅行作家で、タイ以外にもアジア関連の本や雑誌を多数
出版していておすすめ!
海外ブラックロード / 嵐よういち
これから個人旅行に行く人に警告したい!あまり
知られてはいないが、行方不明になったり、殺さ
たりれたりする人がかなり多いのだ。
は、ミッシングの張り紙が多い。その貼り紙に載
っている人の父親とかが「この男を見ませんでし
たか?」と尋ねてくる。
俺の知り合いの従兄弟は4年まえにインドのニュ
ーデリーで殺された。
オナチ、差別の国コスタリカ、モンバサの追い剝
ぎ、バンコクの群犬、泥棒だらけのリマ、NYセン
トラルパークの変態野郎、傲慢なロンドン日本大
撃、無法地帯ナイロビ、侮辱的なイスラエル入国
検査、中南米のチーノ攻撃…
世界中を渡り歩いてきた著者が実際に体験した危険なエピソードを
集めた一冊。
この本は、シリーズ化されていて、中にはクレイジージャーニーで
有名になった丸山ゴンザレスが書いたものも。
地球の歩き方のトラブル実例集を読んでいるような感じで、それぞれの
エピソードが短くて読みやすく、集中力がない人にもおすすめ!
なにより気持ちいいぐらいにくだらなくて最高!
何でも見てやろう / 小田実
若さと知性と勇気にみちた体当た世界紀行。
留学生時代の著者が、笑顔とバイタリティー
で欧米・アジア22ヵ国を貧乏旅行して、先
進国の病根から後進国の凄惨な貧困まで、ハ
ラにこたえた現実を、見たまま感じたままに
書いたベスト&ロングセラーの快著。
今から50年以上前に出版された、「深夜特急」以前の貧乏旅行者
にとってのバイブル的一冊。
留学生としてアメリカに渡り、その後ヨーロッパ、アジアと1日1ドル
で旅を続ける。
かつてはテレビにもたくさん出演していて、その破天荒ぶりがよく知ら
れていた著者だが、旅のスタイルも破天荒!
なにより「何でも見てやろう」と思って実行できる日本人は、なかなか
いないのでは?
何の制約も受けず、臆せず、自分のやりたいことが出来る著者が、
うらやましい…
アジアパー伝 / 鴨志田譲
カモシダ青年は片道きっぷで単身タイに
乗りこんだ!....のはいいけれど、
その日の食事にも困る貧乏暮らし。ビデ
オカメラ片手に即席のフリージャーナリ
ストになって内戦のカンボジアへ。ささ
やかなギャラで命懸けの取材だ。おバカ
な人間たちとの出会いを通して描く激ヤ
バ異国体験記。サイバラ漫画も大爆笑!
西原理恵子の前夫で、映画「毎日かあさん」では永瀬正敏が演じた
フリージャーナリスト鴨志田譲がアジア各地で繰り広げる抱腹絶倒
の放浪記。
漫画とエッセイで構成されていて、漫画は西原理恵子が担当。
出てくる人たちみんな癖が強い。そしてどうしようもない!(鴨ちゃんも含めて)
この本もシリーズ化されていて、シリーズ最後のほうのサイバラ
漫画が切なくて泣けてくる!
ねむれ巴里 / 金子光晴
中国から香港、東南アジア、そし
てパリへ。夫人三千代との流浪の
旅は、虚飾と偽善、貧乏と愛欲に
明け暮れるはなやかな人界の底に
いつ果てるともなくつづく。「ど
くろ杯」につぐ、若き日の自伝。
時代は、太平洋戦争前の日本に暗雲が立ち込めはじめたころの話。
日本からの逃避行の末にたどり着いたパリでのどん底生活の様子を描く。
フェリーの中では自分のベッドの下段に寝ている外国人女性の肛門の臭い
を嗅いだり、パリでは「男娼以外は何でもやった」と本人が認めるように
、犯罪まがいの行為に手を出したりと、当時の日本だったら、真っ先に非
国民と呼ばれかねないような異端ぶり!
もともとが詩人なだけに難解な文章も多いが、それだけに人間の本質を
見極める力は秀逸!
おすすめの旅行記・エッセイ 〈前編〉
バンコク電脳マーケット / クーロン黒沢
「人間のあらゆる欲望に忠実な街、バンコク。
普通のガイドブックには、絶対載っていない、
この街のウラ事情をギリギリまで書いてしまっ
た。」ヤワラーで有名な「少女理髪店」ではシ
ャンプーしながら巨乳の感覚が味わえるし、
「冷気茶室」では白昼堂々の売春が…。
ホモが密集するマクドナルドからヤク中とエロ
オヤジの集まる暗黒系の宿、ドブ川に浮かぶ
ハイテク海賊版マーケットまで、混沌と欲望の
裏ガイド。
バンコクのあやしいスポットに潜入した体験をユーモアたっぷりに綴る
魔都バンコクの裏ガイドブック!
20年も前の本で、今はなくなってしまったところも多いが、
同じようなあやしい場所はバンコクにまだまだ存在しているはず。
著者のユーモアのセンスも光る!
上海の西、デリーの東 / 素樹文生
インドに行きたかった。そして僕は
職場を捨てて旅に出た。上海までは
船、それから陸路、西をめざす。中
国で"没有"の連発にムッとし、カン
ボジア人の"ノープロブレム"は、つ
まり問題大いにありということが身
にしみてわかる…。 ベトナム、タ
イをへて聖河ガンジスへ。三十歳を
目前に出発した著者が、アジア放浪
の苦闘と、その魅力をしなやかに描
く、バックパッカー新世代必携の書。
三十歳を目前に控えたある日、居心地の良かった会社をあっさり辞め、
上海からインドに向かう。
長い旅から帰ってきて日本に自分の居場所がなくなることがわかっていても
やっぱり日本を飛び出してしまう旅行者の性(さが)には共感する。
実際に旅の情景が浮かんできて自分も旅をしている気分になれる一冊。
あんまり貧乏くささを前面に出していないのもいい。
ベトナム怪人紀行 / ゲッツ板谷
不良デブ=ゲッツ板谷と、兵隊ヤクザ=
鴨志田穣。最凶コンビの今度のターゲット
は「絶対降参しない国」ベトナム。
詐欺師丸出しの"自称"ニッポン人との対決、
世界の珍獣「手乗り鹿」&日本犬をビバ
完食、"セクシー"アオザイの魅力にノック
アウト…。そして最大の敵「ベトナム戦争」
という歴史と対峙し…。
またもや繰り広げられる怪人達とのタイマ
ン勝負。勢いだけで突き進む「みんなのア
ニキ」、ゲッツ板谷の人気紀行シリーズ第
二弾。今回も三大欲求大爆発!
十代の頃はヤクザの予備軍だったヤンチャな著者が友人の鴨ちゃんと共に
ベトナムへ。
ぼったくりバーで、女の子とけんかしたり、各地で戦争の爪痕に衝撃を
受けつつもベトナム人のたくましさに圧倒される。
西原理恵子のマンガ付き!
意味不明な比喩が多すぎるのは、ちょっと鬱陶しいけど、ほどよい下品さで
笑わせてくれる。
深夜特急 / 沢木耕太郎
インドのデリーからイギリスのロンドンまで
乗合バスで行く。ある日思い立った二十六歳
の(私)は、仕事をすべて投げ出して旅に出た。
途中立ち寄った香港では、街の熱気に酔い痴
れて、思わぬ長居をしてしまう。マカオでは
"大小(たいすう)"というサイコロ賭博に魅せら
れ、あわや…。一年以上にわたるユーラシア
放浪が、今始まった。いざ、遠路二万キロ彼
方のロンドンへ。
誰もが知るバックパッカーのバイブル的存在!
80年代、90年代の個人旅行ブームの火付け役で、大沢たかお主演で
ドラマ化もされた。
これからバックパッカー的な旅を始めようと思っている人には最適な一冊。
明日から旅に出たくなること間違いなし!
ちなみに深夜特急のタイトルの由来は、映画「ミッドナイトエクスプレス」
からきているのだが、こちらもおすすめ。
アジアンジャパニーズ / 小林紀晴
濃密な空気が僕を包んだ、あの日。3年半
勤めた会社を辞めて、フィルムだけで詰ま
った重いザックを背負い、なんのあてもな
く、バンコクに降り立ったときから、僕の
旅は始まったのだ。旅先で出会った幾人も
の若者たち。「深夜特急」に飛び乗った彼
らは、旅に何を求めたのか。
アジアをさすらう若者たちの「いま」を鮮
烈な写真と文章で切り取った大ベストセラ
ー・ノンフィクション。
アジアで出会った日本人たちとの現地でのエピソードとその後の
彼らの消息を追ったドキュメンタリー
日本に帰って家庭を築いた者もいれば悲劇的な結果を迎えた者も…
特にネパールで出会った青年のエピソードは衝撃的!
マニラからも近いビーチリゾート ~プエルトガレラ~
フィリピンには無数の美しいビーチがありますが、今日はマニラからも気軽に行けるビーチリゾート、プエルトガレラを紹介します。
行き方
一番安いのはローカルバスでバタンガスまで行って、フェリーに乗り換えてプエルトガレラまで行く方法です。
かなりの本数のバスが運行しているので、思い立ったら予約なしで行けるのがメリットです。
バタンガスからはムエレ、ホワイトビーチ、サバンとを結ぶフェリーがあります。
おすすめの移動手段は、本数は少ないですがエルミタのホテルからフェリーとバスのジョイントチケットを買う方法です。バスからフェリーへの乗り継ぎ時間が少なくて済みます。
またバタンガス港には悪質な仲介業者が多数いて、フェリーのチケットを買う際にトラブルになりやすいので、あらかじめマニラでジョイントチケットを買ったほうが嫌な思いをしなくて済むかもしれません。
①マニラのパサイやクバオからJAMLINERやJACLINERのローカルバス+フェリー
➡所要4時間 600ペソ前後
②エルミタのcitystatetower hotelやswagman hotelでバスとフェリーのジョイントチケットを買う
➡所要3~4時間 800ペソ前後
③タクシーでバタンガスまで行って、そこからフェリーに乗る
➡所要3時間 3000ペソ前後
④マニラ湾からセスナで直接プエルトガレラまで行く
➡所要30分 6000ペソ前後
エリア
ムエレ
病院や学校、警察署などが集まるプエルトガレラの中心地。バタンガスからのフェリーはここの港にも発着するものもあります。
レストランやホテルもありますが、夜は寂しく旅行者はこのエリアには少ないです。
サバンビーチ
レストランやディスコ、ゴーゴーバーが集まるプエルトガレラで一番の繁華街
ホテルや両替所もあり、旅行者には便利な場所です。
またダイビングショップも多いので世界中からダイバーが集まっているのもこのエリアの特徴です。
ホワイトビーチ
名前の通り白砂がきれいなビーチ
外国人観光客よりもフィリピン人観光客のほうが多いエリアです。
なので両替所がなくて不便ですが、その分サバンより物価は安め!
バナナボートやジェットスキー、パラセーリングなどのマリンスポーツをやるならここです。
夜も賑やかで、オカマのコメディーショーやファイアーダンスが楽しめます。
アニヌアン・タリパナン
どちらもホワイトビーチより西に行ったところにあるビーチです。
小石が多めだけどきれいなビーチで観光客も少なく静かに過ごしたい人にはおすすめです。
ただ飲食店などがほとんどないので不便かもしれません。
ホテルは高級なリゾートホテルが中心で、安宿も数件あります。
夜も早い為、ナイトライフを楽しみたい人はサバンやホワイトビーチのほうがいいかもしれません。
交通
公共交通機関はほとんどなく、ジプニーもムエレ~サバン間のみで、メインの移動手段はトライシクルです。
安く移動したい人にはレンタルバイクがおすすめで、サバンやホワイトビーチにレンタルバイクのお店があります。
ジプニー ムエレ~サバン 20ペソ
トライシクル ムエレ~サバン 150~200ペソ
ムエレ~ホワイトビーチ 150~200ペソ
レンタルバイク 1日 400~500ペソ
アクティビティ
ダイビング
日本人経営のダイビングショップはないものの、プエルトガレラにはたくさんのダイビングショップがあります。
バンカーボートによるダイビングがメインで、ポイントも多数あり、ウミガメや熱帯魚、珊瑚礁などが見られます。
ダイビングメインならサバンビーチに滞在するのがいいでしょう。
アイランドホッピング
アイランドホッピングのツアーを催行しているところはあまりないのですが、1800ペソ前後でバンカーボートを貸切ることができます。
ホテルやゲストハウスで安く手配してくれます。
マリンスポーツ
バナナボートやジェットスキー、パラセイリングなどのマリンスポーツも盛んで、
ホワイトビーチでは様々なマリンスポーツが楽しめます。
タマラオの滝
ムエレ~カラパンにつながる道の途中にあり、ムエレからはレンタルバイクで40分ほどで着きます。
滝つぼのところがせき止められていて、そこで泳ぐことができます。
近くにはマングローブの植物園もあり、道中の高台からの眺めは最高です!
サバンビーチには海の上でお酒が飲めるフローティングバーやディスコ、ゴーゴーバーなどがあり、夜はとても賑やかです。
またホワイトビーチでは夜になるとビーチにテーブルが並べられ、そのまわりでファイアーダンスやオカマのコメディーショーが楽しめます。値段もローカル向けで安くビールが飲めます。
ツーリング
サバンやホワイトビーチではレンタルバイクを貸し出しているところが数軒あります。
プエルトガレラは海だけでなく、山のほうの自然も豊かで、ツーリングにはもってこいです。
ただ道は曲がりくねっていて、夜は暗く、ガソリンスタンドも数軒しかないので注意が必要です!
個人的に良かったところ
cocoaroma restobar and cottages
ホワイトビーチの西の端の方にある民宿
飛び込みで安いところを探していたのですが、屋根裏を1日1000ペソで貸してくれるというのでここに決めました。
本来なら全6室あるそうですが、台風で壊れてしまったので今はこの屋根裏部屋だけを貸し出しているとのことです。
オーナーはフレンドリーな女性で、全く商売っ気がなく家族のように接してくれたのが好印象でした。
部屋の窓からは直接ビーチが見渡せ、部屋自体も隠れ家みたいで子供の頃を思い出し、ここに泊まってよかったです。
robby's cafeteria
ムエレ港の真ん前にあるイタリア料理店
オーナーがイタリア人で一部の食材はイタリアから輸入しているそうです。
フィリピン料理やステーキなども食べられ、なんと言ってもワインの種類が豊富!
そしてピザが本当においしい!
残念な料理が多いフィリピンにあって、本格的なイタリアンが食べられるお店はとても貴重です。
田園風景
急にマクドナルドが食べたくなってプエルトガレラで探していたところ、40km離れたカラパンという町にしかないと言われ、面白半分でそこまで行くことに決定!
バイクで2時間近く掛かったのですが、道中に広がる田園風景や高台から見る海岸の景色は絶景でした。
特に夕暮れ時は最高でプエルトガレラではどこに行っても夕日がきれい!
それにしても人生で一番遠いマックだったな
マニラと近郊のおすすめレストラン
青く澄んだ海に豊かな自然に囲まれた魅力的な国フィリピンですが、こと食に関してはあまりいい評判を聞くことがありません。
僕自身も過去に様々な激マズ料理に出会ってきました。
フィリピン料理に限らずイタリアン、日本料理、韓国料理までフィリピンにいくと残念なクオリティになってしまいます。
この間マニラとその近郊に行ってきて、なかなかおいしいレストランが多かったので紹介します!
cafe chosun
マニラ
場所はマラテのロビンソンのすぐ隣のpedro gilとadriatico stの交差するところにあります
夕方に行くと待っている人がいるほどの人気店。ここが韓国料理店の激戦区マラテで人気の理由はサムギョプサルが、
500pesoで食べ放題だということです。
キムチやナムルなどの小皿はもちろんサンチュやみそ汁もお替り自由です。
なかでもケランチムという卵を鉄鍋で蒸した茶碗蒸しのようなものまでが無料で付いてくるのには驚きです!他の店ではこれだけで300pesoしました。
豚肉もステーキ肉のような大きさでかなり食べ応えがあります。
後日、他の韓国料理店に行ったのですがサンチュのかわりに白菜が出てきてこの店の質の良さを再認識しました
営業時間はなんと朝6時までだそうです!食べ放題以外のメニューも豊富なのであまり食べない人にもおすすめです
gerry's
タガイタイ
olivalez plazaとsky ranchという遊園地の間にあり、メインの通りに面しているのでジプニーでも行くことができます
イカのグリルとポークシシグが人気のフィリピン料理のチェーン店
なかなか野菜を食べられないフィリピンですが、ここは野菜のメニューが多くてうれしいです。
今回はケバブとピーナックベット、豆腐と豚肉の炒め物を頼みましたが、どれも味はおいしかったです。
ただタガイタイのgerry'sがすごいのは、目の前に広がる絶景
周りにもいくつかレストランがありますが、おそらく同じような景色が見られるのだとおもいます。
タガイタイの絶景スポットといえばstarbucksばかり取り上げられますが、あんなに込み合った店で高いコーヒーを飲まなくても、同じような景色を見ながら落ち着いて食事ができるところもあるのです
food hauz
タガイタイ
new olivarez plazaというジプニーターミナルの向かいにある小さな黄色い建物の食堂で地図で検索しても出てこない規模の店です。
たまたまマニラからのバスで降りたところの近くにあったので何の期待もせずに入ってみたらボラロとシシグのおいしさに感動!
どうやらボラロはタガイタイの名物らしいです
ボラロの味は薄味だけど牛のだしがいい具合にでていて上品な感じ。
シシグはフィリピンで何度も食べているが焦げ臭くて脂っこいというイメージしかありませんでした。しかしここのは、焼き加減もよくいい味付け
値段も2人前でライス2つ付いて350pesoとリーズナブル!
主人はヘヴィメタの歌手みたいなルックスだったけど、荷物を預かってくれたり、ホテル探しを手伝ってくれるような優男
飾らない店の感じにも好感が持てました
Robby's cafeteria
プエルトガレラ
サバンビーチとホワイトビーチの間のムリエ港の目の前にあるイタリア料理店
サバンからムリエ港へはジプニーが出ています
オーナーがイタリア人で一部の食材もイタリアから輸入しているという本格派!
フィリピン料理やステーキもあり、ワインの販売もやっています。棚に並べられたワインの種類は50種ぐらいありそうなかんじです。
メインはピザなのですが、種類が多すぎてよくわからなかったので一番値段の高いrobby's pizzaというスペシャルピザを頼みました。
一番大きいサイズが400pesoで2人で食べてちょうどいい!
生地がやわらかくて具だくさんで味も自分の人生でトップ5に入りそうなぐらいおいしいピザでした。
greenwichやshakey'sのピザに嫌気がさしている人にはおすすめです。ちなみにパスタもイタリアから輸入していておいしいらしいです。
難点はホワイトビーチからもサバンからも遠いこと
レンタルバイクで行ったのでワインは我慢しました
balai ilocos
パグサンハン
築100年ぐらいたっていそうな建物が特徴的なフィリピン料理店
パグサンハンの町の中心にあり、教会からも近いメイン通り沿いにあります
フィリピン人の客も建物や家具の前で記念撮影するほどのノスタルジックな雰囲気
定番のシニガンを頼みましたが、味もなかなか!
庭にはビリヤード台が置いてあって食事を待っている間の暇つぶしにはいいかもしれません。
近くにcalle arcoという同じようなコンセプトのレストランがあり、そっちのほうが有名そうです
ただ一人で入るにはハードルが高そうなのが欠点です
もうタクシーで騙されない ~マニラで安全で安いGRABTAXI~
海外旅行に行くとき現地到着が深夜になる場合、どうしても不安なのが空港から市内までどうやって移動するかってことではないですか?
バスや電車を使うのがもちろん安全なのですが、深夜だと止まっているためタクシーしか移動手段がないことがあります。空港から乗るタクシーが一番危険で、メーターが改造してあるものや、法外な値段を要求してくる運転手、運が悪いとタクシー自体が強盗に遭ったりすることもあります。
僕も過去に何度かぼったくりの被害に遭っているため、毎回空港からのタクシーにはドキドキしていました。長い間いい方法が見つからず、しょうがなく空港のロビーで寝たこともありました。最近タクシーアプリというものを海外の友達から教えてもらい、半信半疑ながら使ってみたのでその使い方や感想を書いていきたいと思います。
第3ターミナルからの乗り方
先日マニラ第3ターミナルに深夜1時に到着する便を使いました。いままではクーポンタクシーが一番安全なので使っていましたが、値段がメータータクシーの3倍ぐらいするのが欠点でした。
日本を出る前日に現地の友達から「Grabtaxiのアプリを携帯に入れといたほうがいいよ」とメールがありました。
今まで一度も聞いたことがなかったのですが、とりあえずインターネットで使い方を調べてアプリをダウンロードしました。そしてインターネットによると第3ターミナルにはGrabtaxiのカウンターがあることがわかりました。
到着したら税関を抜けるとsimカードのブースや両替のカウンターがあります。そこをさらに進んで4番あたりのゲートをでると道を隔てた中洲のようなところにGrabtaxiのブースがあります。
深夜だったので係員がいるか不安でしたが、ちゃんと女性の係員が立っていました。
正直に使い方がわからないというと、行先と電話番号と名前をきかれて、かわりにその人がタブレットでタクシーの手配をしてくれました。アプリで手配が終わるとタクシーのナンバーとそこまでの料金が書かれた小さい紙を手渡されます。5分ぐらい待っていると係員が車が来たよと教えてくれました。
タクシーが来ると思っていたのですが来たのは普通の乗用車でビックリ!
後で知ったのですがGrabtaxiのほかにGrabcarというものもあります。Grabtaxiはメーター制で交通状況や使った道によって値段が変わってきます。Grabcarは事前にアプリで表示された金額だけ払えばいい定額制です。
とりあえずその時は友達に会うためターミナル4まで使ったのですが80ペソぐらいで、チップも要求されない明朗会計でした。ちなみにターミナル4にもGrabtaxiのブースがあります。
料金は
ターミナル4→マラテ 113ペソ
ターミナル4→EDSA駅 86ペソ
アプリ
今回は使わなかったのですがアプリの使い方もとても簡単です。
まずGrabtaxiのアプリを携帯にインストールします。
そうすると認証画面になるので、FacebookかGoogleのアカウントでログインするか
携帯電話の番号で認証するか選びます。
携帯電話だと番号にパスワードが送られてきて、そのパスワードを入れれば完了です。
ちなみに日本の携帯でも可能です!
認証が終わると自分の現在地が表示されるので、
I'm going toのところに行先をいれます
最後にGrabcarかGrabtaxiか選びます
そうすると値段が表示されるのでBookを押して完了!
予約したあとにドライバーと電話やチャットで細かい居場所のやり取りもできます
最後に
Grabtaxiはマレーシア発の会社で
マレーシア、フィリピン、シンガポール、タイ、ベトナム、インドネシア、
Grabtaxi,carの他に場所によってはバイクタクシーのGrabbikeというものもあるそうです。
今回使ってみた感想は、
深夜の空港などの危険度MAXなところでは明朗会計なので利用価値は十分にあると思います。
しかし自分で呼んだ場合、ドライバーから電話がかかってくることもあるそうなのでかなりの語学力が必要そうです。
そして待ち時間も結構かかるため、すぐにタクシーが拾える街中では利用価値はあまりなさそうです。
ただ長い間ひとり旅をしてきましたが、もう深夜の空港で憂鬱な気分にならなくていいと思うと今回は自分の中でかなりの革命でした
皆さんも危険なシチュエーションの時には是非使ってみてください!